「単語から連想したことを自由に答える。」の単語を全部詩にしてやる。その二「猫」とその三「言葉」
ザ・インタビューズ「単語云々グループ」の質問に全部詩で答えてやるシリーズ、第二弾。詩は一回書いた後、一週間後や一ヶ月後に書き直すのが俺の主義なのでこれはプロトタイプ。
・お題「猫」
〈音に反応して動くおもちゃ〉
“ 猫の前にはおもちゃがあった
そのおもちゃは音に反応して動くようだ
おもちゃどうしが 音を出し 意味のない動きを踊る
おもちゃは 恋 とか 生 とか 死 とか
そんなこと 音に出し
勇気 とか 正義 とか 愛 とか に影響され
適当にそこらを動く
猫がおもちゃにすりよると
おもちゃにスイッチが入ったようで
いい香りのご飯が出てくる
それが終わるとまたおもちゃは
やっぱり 恋 とか 生 とか 死 とか
そんなこと 音に出し
勇気 とか 正義 とか 愛 とか に影響され
適当にそこらを動く
(おもちゃ=人間。人間にとって意味があることだって猫には適当な音や動きにしか見えない、という詩)
適当に 動く”
・お題「言葉」
〈100の恋文〉
“ 恋文に何を書こうかと 愛の言葉を書いては破り
切り裂かれた文字は 100文字 1000文字
君への愛の言葉を書き綴り
その文字を束ねた 紙は100枚 1000枚
僕の気持ちを言葉にしようと 君への思いを言葉にしようと
言葉を作り 100日 1000日
完成した恋文は たった4文字
「愛してる」”
(本当に愛し合っていれば、言葉を飾らなくたって、愛してるの言葉だけで十分だ、という詩)