くるくる回る蘭の花。

「ザ・インタビューズ」というサイトの中毒者です。

サブカルチャーで比較研究する、男女の恋愛観の違い。

 さて、俺は全性愛者である、なので少年漫画も読み、少女漫画も読み、ギャルゲーもすれば、乙女ゲームもする。そんな俺だからこそ出来る、サブカルでの男女の恋愛観の違い、さて行ってみよう。

 

・1「主人公」

 まずは主役像の違いから行ってみよう、「たいしてイケメンではなく、かわいい系で凡個性的」という主役の外見が男性向け作品では多い。対して女性は「完璧に近い美少女」という男性とは逆の位置にする状況をしている。女性は主人公に自からを投影し美人であることを願うが、逆に男性は自分と同じように対してイケメンではない男がモテる方が嬉しいようだ。性格は男性向けでは草食系が近頃では多く、女性向けでは明るく純粋なことが多い。

 

・2「関係性」

 そして、男性向け恋愛ゲーム(ギャルゲー)での一枚絵(乙女ゲ風に言うとスチル)は主人公(自分)が映らないことが多い。その一方女性向け恋愛ゲーム(乙女ゲーム)はほとんどの絵に主人公が映っている。女性は男性との関係の中に萌えを見いだすが、男性はかわいい女の子が見えればそれで良いようだ。また、女性の方が感情移入率が高く、男性の方が少ないのかも知れない。また、子孫を残すに当たって、男性は相手の身体が子供を産むのに適しているかが重要だが、女性は子どもが独り立ちするまでの支えを求めているから関係性が重要な可能性が高い。

 

・3「恋愛過程」

 関係性と言えば、その関係をどう築くかだが“恋愛仮定がしっかり描写されているから良い”とのレビューがつくように女性は恋愛過程を重視する。その一方男性向けのライトノベルでは最初からヒロインが主人公を好きだったり、特に仮定もなくたった一つの機会でぞっこんになったりと、過程は重要視されないようだ。

 

・4「人数」

 そして、意図して男性向けライトノベルではヒロインがどんどん増えていく。それと違い少女漫画では一人の相手との関係を続けることが遙かに多い。男性としては種をまく人数が多い方が遺伝子が残る数が多く、前述したように女性は離れない男を必要としているからだろう。

 

 ・5「愛欲と性欲」

 また、恋は同時に一人の相手にしかできないが、性欲は誰でも良い、という現象から見て男性は恋愛より性欲のほうが強く出ているのだろう。それを象徴するように発売されているギャルゲーは元エロゲーばかりであり。ギャルゲーは恋愛ゲームと限らないことも多い。

 

・6「マゾヒズムとサディズム」

 その男性の性欲は女性をいじめる事に転じることが多く、逆に女性はヒーローにいじめられることが多い。男性向け18禁エロ小説での女性の扱いには吐き気を憶えそうなほどだ。また、乙女ゲーでは攻略対象にレイプ未遂されたり、殺されたりすることもある。レイプした方が受精確率が高い、との情報も聞いたことがあるが関係しているのだろうか。

 

・7「積極性」

 ただし、最近の男性向けライノベルを読めばわかるように、主人公は積極的な行動を起こさない。女性に愛を向けられても愛を返すことがないことがほとんどだ。その相手の女にまったく興味を見いださない描写すらある。多数の女性から愛させるだけで満足なのか、女性に興味ないふりをする方がカッコイイと思っているのか。一方女性は恋愛に対して積極的である。あまりにも積極的であるせいで、恋愛以外が全く意識から抜け落ちてしまう事も多多見受けられる。

 

 今回はここで終了とさせて貰う。まだまだ研究不足であるので、また機会があったら更に深く研究してみよう。