くるくる回る蘭の花。

「ザ・インタビューズ」というサイトの中毒者です。

小学生の感想文“おもしろかった”をどれだけ昇華させられるのか。

小学生時代。俺は作文が下手だった。感想文と言えば。

“おもしろかった”

以上。

だった。そこで俺の文章力がどれだけ上がったのか。「小学生の感想文“おもしろかった”をどれだけ昇華させられるのか」、書いてみよう。

 

 では、一番身近な本の感想文と言うことで、

“おもしろかった。ただその一言に尽きる。この作品を幾万の言葉で飾ろうとも。この作品を読んだ人間の感動に充ちた、ただ一言「おもしろかった」には叶わないであろう。着飾った感想を書こうとも、私の文章では一つの視点から描き出された平面体しか書きだせない。この作品を味わった人々がつい漏らしてしまう「おもしろかった」「おもしろかった」という大きな波の前では私の感想文など有象無象にすぎない。おもしろい。おもしろかった。おもしろくてしょうがない。このことを伝えるのにはただ一つ笑顔があればいい。この作品を味わい尽くした人の笑顔とただ一言、おもしろかった。沢山の人々のおもしろかったの波、そこから一〇〇の字でも一〇〇〇の字でも語り尽くせない物語が広がっていく。最後にもう一回。おもしろかった!”