自由には責任が伴うんじゃなくて、責任には自由が伴うんだってさ。
とりあえず、だるいだるい病からは復活した俺です。
だるくて本を読んでいなかったんで、
しばらく時間の空いた「責任と虚構」を思い出してブログに書いてみよう。
まあ、その本は4章から一気に難しくなって、脱落しそうなんだが……。
この本では、まず最初の方に「人間には主体性など無い」てな感じのことを、
ホロコーストやらミルグラムの実験とかで明らかにしていくんだが。
ともかく人間の行動は環境にほとんど支配されていて、
人格だって環境が作り出すもの、
最初に与えられた遺伝子だって自分では選択できない。
ので、人間に「責任」というものはない。
というわけなんだけど、この世の中は「責任」というもので回っている。
それじゃぁ、どういう折り合いをつければいいんだろうか?
という感じの本ですよ。
けっこうおもしろい実験がいっぱい載っているから、気が向いたらこのブログに書いてみるかね。
さて、記事の題名についてだけど、
「自由には責任が伴う」
ってよく言う。が、決定論じゃぁ責任は取らせられない、なので
「責任を取らせるには、自由意志が必要になる」
なんだとさ。
逆だったんだな……。