くるくる回る蘭の花。

「ザ・インタビューズ」というサイトの中毒者です。

いじめを受けるくらいなら、勇気を持って不登校に。

インタビューズに投稿されている単語を全部詩にしてやろう企画、第四弾! (企画名が毎回違うわっ)

 

お題は「勇気」

狭い学校に閉じ込められて、いじめとかで苦しんでいるなら、勇気を持ってそんなくだらない世界を出て、不登校になろうぜ! 世界はそこだけじゃないぞ、それでも人生は続くぞ! という詩。

 

“〈狭い世界から逃げ出したい〉

 

狭い 狭い この世界

四〇人 少年少女が生きている

 

カースト制度に従って

統治を行う子供達

割り込む教師など いらないよ

 

空気 という名のルールに従い

今日も法律に縛られ 明るくはしゃぐ

 

そんな世界 カースト制度の最下層

君は 奴隷のように扱われる

空気という 法律を破っちゃたからね

 

君は世界から逃げ出した

家族というもっと小さな世界に 逃げ込んだ

臆病者だと 僕は 嘲笑う

 

狭い 狭い 全世界

三九人 少年少女が生きている

 

カースト制度に従って

運営される小さな国家

教師 教師 うん 何だっけそれ?

 

空気 という名の法律は優れているよ

今日も法律は改定ばかり みんなちゃんと憶えてね

 

世界の中 新たに最下層

僕は 奴隷のように扱われる

空気という 法律を破っちゃたからね

 

君は世界から逃げ出した

家族というもっと小さい世界に逃げ込んだ

臆病だと 僕は嘲笑っていた

 

――だけど 本当は 勇気があったんだね

僕はこの世界から 逃げ出す勇気がないよ

世界からはみ出すなんて 怖すぎるよ

 

こんなちっぽけな 狭い 狭い この世界

逃げ出す勇気を僕にください”