車椅子の「つかむところ」ランク。
はい、今回も愚痴といわけで、車椅子の愚痴その二。
車椅子のつかんで回すところ(タイヤの横についたリング。名前なぞ知らぬ)、には俺が知る限り四つのランクがある。
ランク1「金属」
金属で出来たリングをつかんで回す羽目になる。
ものすごく滑る。手がすごく疲れる。
あまりにも滑るものだから、タイヤとリングをつなぐ棒を押してこぐようになったりする。
冬は冷えてとても冷たい、最悪の品。
ランク2「プラスチック」
プラスチックで出来た、リング。
やはり滑る、やはり手が疲れる。
滑り止めのために作業用の手袋を必要とする。
冷えて冷たくなることは少ないが、嫌な品。
車椅子をこぐ人には、いったいどれくらいの握力が必要とされているのか……。
ランク3「プラスチック(凹凸付)」
プラスチックで出来た、リング。
凹凸が付きつかみやすくなっているが、やはり滑る。やはり手が疲れる。
そして、手袋も必須。
俺が所持している車椅子でもある、ダメな品。
ランク「ゴム」
俺が知る限り、最高ランクの品。ゴムで出来たリング。
通称「天国の車椅子」(俺しかこの言葉は使っていない)。
手袋を使わずのこぐことも出来……ない。(車椅子をこぐときには、手をリングにこすりつけブレーキをかける必要があるので、手袋がないと摩擦で熱い)
しかし、この「ランク四のつかむところ」なら、「ランク1」の五倍の距離は進める自身がある(当社比)。
そんな感じの車椅子ランクでした。
もし、車椅子を買うときには、つかんで回すリングがゴムかどうか確認してね!