車椅子を知らない人へ送る、もし、車椅子と出会う機会、乗る機会があったらこうしてね、という車椅子のコツ集。
・車椅子の折りたたみ。
車椅子をたたむときは、車椅子の前と後ろの中心部を持ち引き上げる。
そして、開くときは「座席の両脇になる堅い部分」を親指と人差し指開きそれで押す。
座席となる布を押してもなかなか開かないよ。
・階段の上り下り。
階段を上るときは、車椅子下から後ろで棒が突きだしているので、それを片足で踏みつける、そうすると前輪が上がり、階段が上れる。
階段を下りるときは、バック、後輪から階段を下りる。
・車椅子は歩行者扱い。
道路の右側を通行。
・電車に乗る。
電車に乗る場合は、駅員に声をかけ行き先を告げる。
電車に乗れるように板を設置していただける。
降りるときもちゃんとやっていただける。
■車椅子に乗るときのコツ。
・手袋着用。
車椅子を動かすときに使うリング(ハンドリムと言うみたい)はとても滑る、
車椅子の操作には手をこすりつけるというものがある、ので手袋はした方が良い。
俺は作業用革手袋の上に、滑る止めのゴムが突いた軍手をつけている。
・曲がるとき。
車椅子で曲がるには、曲がる方向のハンドリムをとめ、反対側だけをこぐ。
さらに、速く走っているときには曲がる方向のハンドリムを後ろに引き、逆のハンドリムを止めると90度カーブが出来る。だが、危険。
・こぐとき。
出来るだけハンドリムの後ろをつかみ、前へ勢いよく突き出し手を離す。
その時に胴体も前に倒すとさらに勢いよくこげる。
俺はハンドリムを前に出すときに息を吐き、後ろに手と腰を戻すときに息を吸う。
・道路の傾き。
歩いていると意識しないが、道路は中心が頂点となる坂になっている。
右側を通行する場合、右手でこぐ回数を増やし、左手はハンドリムにこすりつける。
・服の汚れ。
車椅子をこぐとどうしても服の袖が汚れる、汚れが目立たない黒い上着を着たり、袖をまくった方が良い。